メニュー

スギ花粉が毎年つらい方へ

[2025.12.08]

〜舌下免疫療法という治療法をご存じですか?〜

「毎年、春になると鼻水・くしゃみ・目のかゆみで何も手につかない…」
「市販薬や病院の飲み薬で少し楽にはなるけど、眠くなるし根本的には治らない」                「受験シーズンにスギ花粉症でパフォーマンスを落としたくない」

そんなスギ花粉症でお悩みの方に、「舌下免疫療法(シダキュア)」という治療法があります。

シダキュアってどんな薬?

シダキュアは、スギ花粉のエキスが少量入った錠剤を、毎日、舌の下でとかして服用する薬です。

少しずつ体をスギ花粉に「慣らして」いくことで、

  • アレルギー反応を起こしにくくする
  • 花粉の季節の症状を軽くする
  • 将来的に薬の量を減らせる可能性がある

といったことを目指す治療です。
これを**「舌下免疫療法」**と呼びます。

シダキュアのメリット

症状を「根本から」改善できる可能性があります

通常の飲み薬や点鼻薬は、「出てしまった症状を抑える薬」です。
一方、シダキュアは、アレルギー体質そのものを和らげることを目標にします。

5歳から保険適応があり、3~5年継続することで80%ほどの方に効果があります。効果発現まではやや時間がかかるため、症状を改善したい時期が決まっている方は早めに開始することが望ましいです。

継続できた方では、

  • 花粉症の症状がかなり軽くなる
  • 必要な薬の量が減る
  • 人によっては、ほとんど症状が出なくなる

といった効果が期待できます(※全員に当てはまるわけではありません)。

自宅で続けられる

毎日、自宅で錠剤を舌の下に入れるだけの治療です。
最初の2回(導入事、増量時)は安全確認のためにクリニックで服用しますが、
その後は自宅で行えます。

受験生にもメリットがある

  • 花粉のピーク時に、くしゃみ・鼻水・目のかゆみで勉強に集中できない
  • 抗アレルギー薬で「眠気」が出てしまい、テストのパフォーマンスが落ちる

こうした問題を少しでも減らすことができれば、
勉強に集中しやすい環境づくりにつながります。

シダキュアは効果が出るまで時間がかかる治療ですが、
早めに始めることで、
「受験のときに少しでも楽になりたい」という目標に近づける可能性があります。

シダキュアのデメリット・注意点

毎日続ける必要がある

  • 少なくとも3年間以上の継続が推奨されます。
  • 1日1回、決まったタイミングで服用し続けることが大切です。

途中でやめてしまうと、十分な効果が得られないことがあります。

すぐには効果が出ない

  • 飲み薬のように「その日から楽になる」治療ではありません。
  • 多くの方は1年目からある程度の効果を感じますが、
    2〜3年かけてじわじわと改善を目指す治療です。

副作用が出ることがある

よくみられるのは

  • 口の中のかゆみ・違和感
  • のどのイガイガ
  • 軽い腫れ

などです。多くは数日〜数週間で慣れてきます。

ごくまれに、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こる可能性があるため、

  • 最初と増量時の服用は必ず医療機関で
  • 持病やこれまでのアレルギー歴をしっかり確認

したうえで開始します。

始めるタイミングは?

シダキュアは 「花粉が飛んでいない時期」 に開始します。
スギ花粉は通常、1〜4月ごろに飛びますので、

  • 開始に適した時期
    スギ花粉シーズンが終わった 5〜12月ごろ
  • 受験を意識するなら:
    少なくとも受験の1〜2年前からスタートしておくと安心です

受験直前の年から始めても、「その年の花粉症」を劇的に変えるのは難しいことが多いため、
早めの相談・早めの開始がおすすめです。

シダキュアを始められないケース

以下に当てはまる方は、シダキュアができない、または慎重な判断が必要です。

  • 重い喘息が安定していない方
  • 今までにアナフィラキシーを起こしたことがある方
  • ベータブロッカーという種類の薬を内服している方
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方 など

詳細は診察で個別に確認します。

こんな方は一度ご相談ください

  • 毎年、スギ花粉の季節が本当につらい
  • 市販薬や病院の薬だけでは十分にコントロールできていない
  • できれば将来、花粉症を少しでも軽くしたいと思っている
  • 受験を控えており、勉強に集中できる環境を整えたいかた
  • お子さんの花粉症で、長期的な治療を考えたい保護者の方

当院では、患者さん一人ひとりの生活スタイルや受験スケジュールに合わせて、
シダキュアを含めた花粉症対策をご提案します。

「自分や子どもに向いている治療かどうか知りたい」
という段階でも構いません。

まずは一度、相談だけでもいらしてください。
一緒に、来年以降の花粉シーズンを少しでも楽にする方法を考えていきましょう。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME