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肺がん検診CT検査(自費)

肺がんと新たに診断される人数は年々増加しており、2019年には男性約8万4,000人、女性約4万2,000人が肺がんと診断されています。特に60歳以降は発症率が急激に上昇します。肺がんは男性の死亡原因第1位、女性でも第2位となっており、死亡率が非常に高い病気ですが、早期発見ができれば根治する可能性も十分にあります。そのため「肺がん検診ガイドライン2025年度版」では、重喫煙者への低線量CT検査が推奨グレードA(最も推奨される)と位置づけられています。

低線量CTとは?被ばく量を抑えた精密な検査

低線量CTとは、通常のCTよりも放射線量を大幅に減らして撮影する方法です。肺の中は空気が多くX線が通りやすいため、少ない放射線量でも鮮明な画像が得られます。そのため肺がん検診において、被ばく量の少ない低線量CTは従来の単純レントゲン撮影と比較して情報量が圧倒的に多く、非常に有用な検査と考えられています。

当院が採用している低線量CTには、以下のメリットがあります。撮影部位を肺とした場合、胸部単純レントゲンと同程度の被ばく量で撮影が可能です。また、CTに搭載されたAI機能により、水晶体や乳腺などの被ばくを避けたい部位への影響を低減しつつ、画質の補正を同時に行います。

検査法 被ばく量の目安 特徴・メリット 注意点
低線量CT 約0.06mSv 肺がんの早期発見に極めて有効。被ばく量が非常に少ない。 通常のCTに比べると画質はやや劣るが、検診には十分な精度。
通常CT 約4〜6mSv より高画質な画像が得られ、詳細な精密検査に適している。 低線量CTと比較して被ばく量が多い。
レントゲン 約0.05〜0.1mSv 一般的な健診で広く普及しており、最初に行われる検査。 小さな病変は見逃してしまうリスクがある。

※1mSv(ミリシーベルト)=放射線量の単位

日本肺がん検診ガイドライン2025における位置づけ

日本肺がん検診ガイドライン(2025年版)では、以下の条件に該当する方に対して、低線量CTによる検診を強く推奨しています。

低線量CT検診を推奨する対象者

  • 50歳から74歳の方
  • 長期間にわたって喫煙を続けている重喫煙者の方

重喫煙者の定義について

日本のガイドラインでは、以下の計算式による喫煙指数600以上の方を重喫煙者と定義しています。

  • 計算式:1日の喫煙本数 × 喫煙年数 = 600以上
  • 例:1日20本 × 30年間 = 600(CT検診の推奨対象となります。指数が600未満の方でも検査の受診は可能です)

検査の有効性とエビデンス

アメリカの大規模研究(NLST試験)では、低線量CTによる肺がん検診を実施したグループにおいて、肺がんによる死亡率が約20%低下したというデータがあります。これは、微小な肺がんを早期に見つけ出し、速やかに治療を開始できることが大きな要因です。

検査費用(自費)とご予約方法

自費での検査料金は以下の通りです。診察料(初診・再診)、CT撮影料、および呼吸器専門医である院長による読影料がすべて含まれています。

自費費用:8,800円(税込)

撮影当日、院長による読影結果をその場でお伝えすることが可能です。より精緻な診断を希望される方には、別途放射線専門医による二次読影も承ります。その場合、結果報告は翌日以降となるため再度受診が必要ですが、追加の再診料はかかりません。(二次検査で異常が認められ、他院への紹介が必要な場合は別途費用が発生することがあります)

  1. ご予約
    WEB、またはお電話にて肺がんCT検診の予約を行ってください。
  2. ご来院・撮影
    当院にてCTの撮影を行います。
  3. 結果説明
    撮影後、院長より画像診断の結果をご説明いたします。

※症状がある方や、健診で再検査(二次検診)を指示された方は、保険適用でのCT撮影が可能です。 ※自費の肺がんCT検査は、他の保険診療と同じ日に受けることはできませんのでご注意ください。

よくあるご質問

CT検査に痛みはありますか? 痛みは全くありません。装置のベッドに横になっていただき、2分程度の短時間で撮影は終了します。
どのくらいの頻度で受ければいいですか? 一般的には1年から2年に1回の受診が推奨されます。年齢や喫煙歴によって最適な間隔が異なるため、医師にご相談ください。
CTでがんの疑いが出た場合は? 気管支鏡(肺の内視鏡)や手術によって確定診断を行います。当院から適切な連携病院やご希望の医療機関を速やかにご紹介いたします。

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